Southern Seto Longride in YamaguchiSouthern Seto Longride in Yamaguchi
瀬戸内の知られざる名ルートを走り抜ける
サザンセト・ロングライド inやまぐち
走行距離の異なるロングライドコースと
ショートコースが設けられている
ロングライドコースは瀬戸内で三番目に大きな
周防大島に渡りグルッと一周、
さらに室津半島を巡る全長152km
ショートコースは本州側の室津半島にターゲットを絞り、
ビギナーでも挑戦しやすい全長70kmのコース設定
どちらのコースも瀬戸内海の美しい景色と
潮風を肌に感じて走るシーサイドライン、
そして手応え十分な峠道を味わえる!

コースマップ

詳細なコースマップはPDFファイルにてダウンロードしてご覧ください。

コースマップ

 

コース高低図
スタート会場となる柳井ウェルネスパーク
▲スタート会場となる柳井ウェルネスパーク(山口県・柳井市)
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉

コースガイド

周防大島一周+室津半島を巡る走り応え十分なロングコース

 

■瀬戸内をまたぐ全長1,020mの大島大橋を渡り周防大島へ

スタート&ゴールの会場となるのは山口県柳井市にある総合公園施設・柳井ウェルネスパーク。ロングライドコースのスタート時刻は早朝の午前6時15分から。周防大島を一周したあと室津半島を巡る全長152kmを11時間30分で走り切る、つまりスタート地点に午後5時45分までに戻ってくることができれば見事「完走」となる。なお、途中に設けられた5つのエイドステーションにもそれぞれ通過制限時刻が設定されている(上のロードマップ参照)。タイムオーバーになると失格になってしまうので、時間配分にも注意して走行しよう。

スタートしてからしばらく柳井市郊外の日積地区を進むことになる。上り勾配が続くコースだが、坂を登りきったところから瀬戸内海に向かって一気に下っていく。下りきるとそこは大畠瀬戸と呼ばれる海峡で、日本三大潮流のひとつに数えられほど潮の流れがとても速く、海峡の潮の流れは最大10ノット(時速19kmほどもあり自転車並みの速さ)にもなるという。


▲多柱式基礎の上に連続トラスを設置した大島大橋

その大畠瀬戸を一気にまたぐのが独特な構造が目を引く大島大橋。1976年に完成したこの橋は全長1,020mで、多柱式基礎の上に連続トラスを設置という構造が用いられている。その威容と幾何学模様のようなトラス構造が独特の景観を生み、これまで多くの映画のロケ地などになっている。運がよければ橋の上から豪快な渦潮を見ることができる。

コースは大島大橋を渡り周防大島(すおうおおしま。正式名称は「屋代島」)に入る。金魚の形に似たこの周防大島、面積は128平方kmで、瀬戸内海では淡路島、小豆島に次いで3番目に大きい島だ。観光客にも人気の島だが漁業や農業も盛んで、とくにみかんの栽培は山口県の生産量の約9割を占めるほど。山にはみかんの段々畑が広がる。

■瀬戸内を望む周防大島の海岸ルートを時計回りに巡る

▲周防大島に渡り海岸線を走る。後ろに見えるのは大島大橋
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉

周防大島に渡ってしばらく走ると最初のエイドステーション、「むくのパークAS」が現れる。スタート地点からの距離は24km。地元のボランティアスタッフが充実の補給食で、迎えてくれる。この先の長丁場に備えて十分にエネルギーを補給しておこう。「むくのパーク」から先は、天気がよければ碧く光る瀬戸内海を眺めながら快適に走れるシーサイドコース。

フラットで快適なルートを軽快に30kmほど進むと次のエイドステーション「なぎさパークAS」(スタートから54km地点)に到着する。ここはキャンプ場、水族館を備えたレジャー施設だ。

▲ロングライドコース最大の難所といえるオレンジロード
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉

「なぎさパークAS」の先に、このロングライド最大の難関ともいえるオレンジロードが待っている。アップダウンが続くオレンジロードは、みかん農業のために作られた農道で金魚の形をした周防大島の背骨にあたる部分を走っている。

オレンジロードは、ビギナーにはかなり手応えのあるコースになるが、峠を登り切れば遠くに四国も見える絶景が疲れを吹き飛ばしてくれる。

オレンジロードを走り抜けると、三番目のエイドステーション「橘ウインドパークAS」に到着。橘ウインドパークはハングライダー&パラグライダー施設、アリーナ、運動グランドなどのスポーツ施設が完備しているのが特徴。「橘ウインドパーク」から先は、海岸線を走る比較的フラットな道が続く。快適なシーサイドランを楽しみながら周防大島を一周したあと、再び大島大橋を渡りコースは柳井市内へ戻る。

◀ロングライドコース最大の難所といえるオレンジロード
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉

■本州側に戻り、西にルートをとって室津半島に向かう


▲室津半島の東海岸を走り4番目のエイドステーション「伊保庄マリンパーク」をめざす
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉

柳井市に戻った後、コースは西に進路をとり瀬戸内海に突き出た格好の室津半島に向かう。室津半島の付け根から海岸線を時計回りに岬をめざすが、海のむこうにいままで走ってきた周防大島を望むことができる。室津半島の東海岸を走り始めて最初に登場するエイドステーションが「伊保庄マリンパークAS」(スタート地点から110km地点)。ここは白浜に沿ってヤシの木が並ぶ南欧風の海浜公園で、夏には海水浴場としても人気が高い。

伊保庄マリンパークを出発して室津半島の東海岸をさらに下っていくとトンネルが現れる。それを抜けるとしばらく登りが続くことになるが、ここがコース最後の難関。しかし、この上りを走り切ると上関大橋を望む瀬戸内海の絶景が広がる。上関大橋は室津と上関の間の海峡をまたぐ全長200mの橋で、昔から防長の三海関の一つに数えられており、現在でも1日約千隻の船が通過するという。この上関大橋の近くに最後のエイドステーションである「道の駅上関海峡周辺AS」が設けられている。

▲152kmを時間内に完走、笑顔のゴール!
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉

ここから先は室津半島の西側を走ることになる。瀬戸内海国立公園の美しい景色に疲れを癒やされながら、さらに18kmほど海岸線を北上し、室津半島を回りきる。その後、コースは海岸線に別れを告げて、田布施町の街中に入る。田布施川を渡り県道22号を進むとコースは再び柳井市に入る。 ここまで来れば、もうゴールは近い。小高い丘の上にある柳井ウェルネスパークへと続く最後の坂を上り切る。152kmの長丁場を走り切った心地よい疲労感、達成感とともにゴール!

◀152kmを時間内に完走、笑顔のゴール!
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉

▲柳井ウェルネスパークからスタート。ゴール時はこの坂を上る
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉

長距離はまだ不安なビギナーでも楽しめる室津半島ルート

 

■瀬戸内海が見えたら進路を西に、室津半島をめざす

ショートコースは、周防大島に渡らずに室津半島を一周するルート。全長152kmのロングライドコースに比べて、こちらは全長70kmと距離が半分以下なので、まだ自転車を始めたばかりの人や体力に自信のないサイクリストでも安心して参加できるのがうれしい。スタート&ゴールはロングライドコースと同じく総合公園施設・柳井ウェルネスパークだ。

ショートコースのスタート時刻は午前7時。午後1時までに戻ってくれば「完走」(制限時間:5時間30分)。途中エイドステーションが2ヵ所あるが、それぞれに通過制限時刻が設けられているので、自分の脚力や休憩時間を想定して事前にスケジュールを立てておこう。 スタートしてから瀬戸内海に出るまでは基本的にロングライドコースと同じルートを走る。海岸線にでたところでロングライドコースは大島大橋を渡って周防大島に渡るが、ショートコースはそこから西に進路を変え、国道188号線を室津半島に向かう。


▲美しい砂浜で人気の海浜公園、伊保庄マリンパーク。ここから次のASまで18.1km

▲ペース配分に注意して完走をめざそう
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉

瀬戸内海に突き出た室津半島の付け根から南下し始めると、まもなくショートコースの第1エイドステーションとなる「伊保庄マリンパークAS」(スタート地点から約27km地点)に到着。きれいな砂浜でゆっくり休憩して後半に備えよう。

■瀬戸内海が見えたら進路を西に取り室津半島をめざす

▲上関大橋。橋の下の海峡をひっきりなしに船が行き交う
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉

しばらく進むとトンネルが現れるが、ロングライドコースと同じく、ここからがショートコースも正念場。ビギナーにはちょっと手強い上りが続く。しかし、ここさえクリアできれば、あとは大したアップダウンはない。

峠を越えた先、室津半島の突端にある上関大橋は絶景ポイント。この橋がかかる室津半島と長島の間の海峡は潮の流れがめっぽう速いが、行きかう船は一日約千隻といわれるほど多い。上関大橋の下をくぐると間もなくショートコースの第2エイドステーションである「道の駅上関海峡周辺AS」が現れる(スタート地点からの距離約46km)。

ゴールに向け室津半島の西海岸を北上、約18kmに及ぶ平坦な海岸線が続く。このあたりは波静かで陽光に恵まれ瀬戸内海国立公園の一端を形成しているが、付近には古墳がいくつかあることでも有名。5世紀頃に築造されたといわれる山口県では最大の前方後円墳「白鳥古墳」の上を走ることになる。

室津半島を一周するとコースは海から離れて内陸に向かう。ゴールの柳井ウェルネスパークはもうすぐそこ。ペダルに力を込め小高い丘に続く最後の登坂路を上り切ると柳井ウェルネスパークが見えてくる!

◀「道の駅上関海峡周辺AS」を過ぎればゴールまであと24kmほど
〈写真提供:オールスポーツコミュニティ〉